2017年8月29日6時すぎ、北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過したことから、北海道から長野という広範囲にわたって「Jアラート」が鳴りました。
テレビの報道の途中で画面が切り替わり、Jアラート情報に切り替わったので、びっくりした人も多いのではないでしょうか?
朝にスマホや自治体から音が鳴り出し、注意を呼び掛けてもいたので、テレビをつけていなくても「音で起きた」「音で気づいた」という人もたくさんいるはずです。
Jアラートは突然鳴り出す!
あの不気味な音は、何度聞いても慣れることがありませんよね。
北朝鮮がミサイルを発射するのは今回が初めてではありませんが、日本の上空を通過するというのは極めて異例。
今回は太平洋に落下しましたが、今後の情報には十分注意しなければなりません。
ところで…。
テレビや自治体の放送で繰り返された「地下街や頑丈な建物に避難してください」に焦った人も多いのでは?
都会ならまだしも、地方だと地下街は駅前にあるかどうかですし、頑丈なコンクリートの建物が近くにないことだってありますよね。
「どうしろっていうの!」と困惑した人もいるはず…。
そこで、家庭でできるミサイル対策をまとめてみました。
Jアラートが鳴り出してから、ミサイルが通過するまでの時間はわずか数分。
この間に、家庭でできることを実践しましょう!地下街がなくても、頑丈な建物に逃げられなくても、できることはあります!
窓がない部屋に避難すること
ミサイルが落ちると、近くではなくても爆風で窓が割れることがあります。
地震でもそうですが、窓が割れるとガラスが周囲に飛び散り、ケガをしてしまうことは本当に多いです。
その被害を避けるために、「窓がない部屋」に逃げて下さい。
もしくは、窓からできるだけ遠ざかること。
窓が割れた時のことを考えて、いつも近くに靴を置いておくことも重要です。
避難のために、割れたガラスの上を歩かなければならないこともあり、この時に足の裏をケガしてしまうこともありますので、靴を置いておけば安心です。
家の中で安全な場所は、お風呂の浴槽
自宅にあるお風呂をチェックしてみてください。
マンションだと、窓がないお風呂もたくさんありますよね。
こういうお風呂なら、浴槽の中に入って頭を押さえて伏せましょう。
お風呂は他の空間に比べて小さいので、何かあった時のガレキから身を守ってくれる可能性もあります。
地震に備えて「水を浴槽に貯めている」という人もいるはず。
そういう場合は、水道水をポリバケツなどに入れるなど別の対策を考えることも必要です。
水をためておくこと自体は、大切なことですからね。
換気扇は止めましょう!できれば窓には目張りを
外気が入ってくるのを防ぐために、換気扇は止めること。
ミサイルが発射されてからでは遅いので、日ごろから窓に目張りをしておくこともお勧めします。
対策サイトをみると「目張りをしてから逃げる」と書かれていますが、数分のうちに目張りを済ませ、目張りとは、窓の隙間にテープを貼って、外の空気が中に入ってこないようにすることです。
専用のテープが数百円から販売されていますので、これを使って日ごろから対策をしておきましょう。
できるだけ安全な場所に逃げること
日ごろから対策を家族で共有しよう!
地震を含めた災害でもそうですが、日ごろから危険意識をどのくらい持っておくかで色々なことが変わってきます。
「どこに逃げるのが一番安全か」を家族で話し合い、万が一の時にはみんながそこにさっと逃げる、それができるようにしておきましょう。
逐一ニュースをチェックして、その都度話って対策を立てておくことも大事です。
そして、何よりも政府からの情報を真っ先に受け取られるようにしておくこと!
怖いのは当たり前ですが、ただ何もせず怖がるのではなく「できること」をしておきましょう!