フィットネスは個人的に目的を設定し、人それぞれが自分の目的に沿って運動をする、ということが主な内容になってきます。
その場合、どのようなことに注意して取り組むべきなのでしょうか。
フィットネスはじめよう!その前にちょっと注意事項
まず、フィットネスは、心身の健康のために行う、ということを目的としています。
ですから、日常的、習慣的に運動を行う場合には、自分の体について知る必要があります。
習慣的に運動を行うにあたり、問題になることはないのでしょうか。
健康診断などを受け、まずは危険な疾患が隠れていないかなどのチェックをする必要があるでしょう。
こうした診断を受けずに運動を始めると、逆に健康を損ねてしまう恐れもあります。
さらに、運動をするときには、毎回血圧などの体の状態をチェックして行う、ということを心がける必要もあります。
年齢によっても適度な運動の内容は違ってきますので、できれば専門家に相談し、年齢的、身体的に自分にとって適度な運動とはどの程度であるかを設定してもらうといいでしょう。
自分で設定を行う場合には、決して無理な設定をしないようにすることです。
適切な水分補給を忘れずに
また、フィットネスを行う際には、適度な水分補給を欠かさないようにすることも大切です。
運動をすると、体から多くの水分が失われていきます。
これにより血液の濃度が上がるなど、健康へのリスクも高まってしまいます。
運動をする際には、正しい方法で適度な水分を補給しながら行うことによって、健康を損ねてしまうことのないように心がけましょう。
ダイエットなどの目的で運動を行う場合には、痩せたい、汗を出したい、ということで通気性の少ない服装などを選んでしまうこともあるのではありませんか。
でも、正しい発汗を促し、体に負担をかけずに運動を行うためには、温度によって服装を適切に選ぶ、ということも大切になってきます。
外で運動するのか、屋内での運動なのかによっても違ってきますが、熱を外に発散できるような服装を選ぶようにしましょう。
これにより、熱中症などのリスクを軽減することができます。
以上のようなことを心がけながら運動を行うようにしましょう。
フィットネスの運動メニュー
フィットネスとは、実際にはどんな運動を行うことをさしているのでしょうか。
厳密に考えて行くと、フィットネスは個人が目的を設定して日常的に行う適度、軽度な運動、ということで、特に内容に定型はない、ということがわかります。
フィットネスと一言で言っても、行われている内容は実に様々なのです。
たとえば家の周りをジョギングする、ウォーキングする、ということもフィットネスです。
また、スポーツクラブやフィットネスクラブに所属していろいろな運動を行う、ということもフィットネスなのです。
近くにスイミングクラブがあれば、定期的にそこで泳ぐ、というのもフィットネスである、ということが言えますね。
あくまでも、フィットネスとは健康の維持や増進のために習慣として定期的に運動を行う、というものですから、自分にとって無理のない内容で続けていくことが大切になります。
フィットネスクラブに所属すると、飽きっぽい人でもさまざまな運動メニューを選択することができて継続的な運動を行うことが簡単になる、という人もいます。
知らず知らずのうちに楽しみながら健康を促進することができる、ということでこうしたクラブを利用している人も多いでしょう。
さまざまな有酸素運動のためのトレーニングマシーンがあったり、エアロビクスやダンス、ヨガなどのプログラムを楽しめるようになっていたり、筋力トレーニングができる機械も設置されています。
アクアビクスのできるプールが設置されている場合もあります。
また、新しく運動メニューはどんどん開発されているので、ボクシングの要素を取り入れたボクササイズのように新しく開発されていくメニューもあります。
そう考えるとフィットネスの運動メニューというのは無限大である、ということも言えますね。
メニューの内容が重要なのではなく、あくまでも重要なのは継続していく、ということです。
継続する上でどのようなメニューを取り入れると自分は運動をしやすいのか、ということを調べてみるといいですね。
お手軽メニューはやっぱりストレッチとウォーキング
一番手軽なフィットネスとはなんでしょうか。
フィットネスの運動メニューは実に様々であり、内容も増え続けている、ということがわかりましたが、一番手軽、という意味では、簡単なストレッチとウォーキングなのではないでしょうか。
ストレッチとは、筋肉をほぐす運動のことです。
ストレッチが重要だと言われ始めたのは70年代のアメリカでのこと。
引っ張る、伸ばす、という言葉がストレッチの語源ですが、この言葉に象徴されるように、筋肉を引っ張ったり伸ばしたりしてほぐすことがストレッチです。
ストレッチには運動前、運動後でそれぞれの目的があります。運動前のストレッチは、体をほぐし、運動をする準備を筋肉にさせてあげる、というものです。
運動をして使うことになる筋肉に準備の時間を与えてあげる、という意味で運動前のストレッチは重要です。
走る前に自然と屈伸をしたりすると思いますが、それをもっと意識的に行うのが運動前ストレッチなのです。
使う部分を中心に、ただし広く全体的に行うことが大切です。
運動後のストレッチでは、クールダウンという目的があります。
筋肉が運動によって使われて疲れているので、疲労物質がたまっています。
これをできるだけ早く除去し、筋肉の疲労の回復をはかることが目的です。
使った部分を中心に、血流をよくしてあげることを心がけて行いましょう。
このようなストレッチを行いながら、一番簡単なフィットネスのウォーキングを組み合わせると、立派に健康の維持や増進に役立つ運動を行うことができます。
ウォーキングは一番簡単な有酸素運動であり、これを行うことによって体内の脂肪を燃焼させることができます。
日常的に歩くときとは意識を変え、運動として歩く、という方法で行いましょう。
歩幅は広めにとり、しっかりと腕を振って少し普通より早めに歩く、というのが基本となります。
距離や速度をどのように設定するかはそれぞれの目的によって異なってきますが、有酸素運動をしていることを意識しながら体内に酸素を取り入れて歩くと、脂肪の燃焼、ストレスの発散など、様々な面で効果をもたらします。
一番手軽に行えるフィットネス。ストレッチとウォーキングをあなたも始めてみませんか。